Keisuke's Backup 開発状況 (2009/12/30)
公開日 : 2009/12/30 (水)
コメント : 0 件 | カテゴリ : Keisuke's Backup
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先日の続報です。
GUI がコア部分を除いてすべて完成し、クリップ ボード関連機能の実装まで完了しました。
後は、コアとなるバックアップとリストア機能を実装すれば一通り完成しますが、圧縮エンジンと展開エンジンをどういう形で実装するかというところで現在検討を進めています。圧縮ルーチンに関しては WSE のソース コードから流用できるので問題ないとして、展開ルーチンに関しては改めて機能を実装しなければなりません。
なお、iBackup からの進化点がある一方で、iBackup に搭載されている以下の機能は廃止または搭載見送りとなるため、Beta 1 では iBackup 1.02a から後退した部分もあります。
1. バックアップ項目のインポート機能
2. 個別バックアップ・リストア機能
3. バックアップ レポート機能
4. Windows 98/Me/NT 4.0 への対応終了
順に追って説明すると、1. に関しては iBackup ではレジストリに項目を保存していたのが、Keisuke's Backup ではプロジェクト ファイル方式となり、そのファイルの中にジョブという単位で項目を管理できるようになったことから、機能を存続させる意味がなくなったと判断し、廃止することになりました。
一方、2. についても方式変更により iBackup 時代のエンジンは使えなくなることからこちらも廃止することになりました。ただし、後継機能として選択したジョブのみのバックアップや特定のジョブのみの復元するための機能 (iBackup で言う個別バックアップ・個別復元機能に相当) を将来のビルドで搭載する予定となっています。このため、厳密に言えば廃止というよりはむしろ搭載見送りという形になります。正式版までには搭載したいと考えています。
3. も今回の Beta 1 ビルドでは搭載を見送る予定です。こちらも存続させる方向で調整する予定です。
4. については以前からお知らせしている通りです。Windows 98/Me 環境下の場合や Windows NT 4.0 環境下では引き続き公開している iBackup の方をお使いいただく形になります。が、自宅サーバーをアップグレード以降 ClamAV がまた誤爆するようになりまして、WSE 2.25a と iBackup 1.02a がまたダウンロードできない状況になっており、現在公開を見合わせています。Vector さんからは通常通り入手できますのでそちらをご利用ください。
なお、プログラム サイズの軽量化を図るため、本体はマルチスレッド DLL モードでビルドしています。このため、公開後に試用される場合は本体とは別に Visual C++ 2008 SP1 ランタイム (マイクロソフトが Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージという名称で公開しているアレです) が必要となります。
この件については公開アナウンス時に改めてお知らせいたします。
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